06/03/2026
2026年2月末日をもって
アンファロ1.0は終了いたしました。
6年2ヶ月の間でしたが
本当にたくさんの皆様に御来店頂き、
たくさんの魚や動物たちと出会えて
有難う御座います。
営業が終わった日の夜に
妻の祖母が天国に旅立って、
営業期間、忙しくさせて頂いた身体への反動で
熱が出たりと、
少しご挨拶が遅れてしまいました。
今、こうして
皆様に感謝をお伝え出来るツールとして
文章表記できる投稿があるのですが、
いざ、文字に起こすとなると
それだけでは伝えきれない程の
感情、感謝がたくさん有り、料理より難しく感じます。
お店を開業した時は
出会う機会さえ生まれなかっただろう
素晴らしい方々と時間を共にできて、
開業当初からは考えられない程
成長させて頂きました。
本当に有難う御座います。
お店の片付けをしていて、
あのヒリヒリした緊張感や新しい食材を形に変える
高揚感、お客様が味わって伝えて下さる波動や表情。
たくさんの心地よい感情が染み付いている空間で
コツコツと積み上げてきた、目に見えない無形のそれに
「また、こんな感覚を味わう事が出来るのかな…」
「また、皆さんにお会いできるかな…」
「全ての皆さんに挨拶出来なかったな…」
という感情が初めにに湧いてきます。
以前の僕ならば
まず始めに
「また、料理できるかな…」だった気がします。
6年という時間を経て
僕にとって料理とは
「美味しく感動を伝えられる事柄」ではなくなっていて
「家族が幸せでいられる自分の在り方を計れる事柄」に
変わっていきました。
将来のイメージが全く描けなかったサラリーマン時代から
30歳でこの世界に入って20年。
色んな廻り道を経て、決して順風満帆な歩みでは
なかったけど、
食べる側と届ける側の
互いの感情に触れ合える仕事が出来て、
有難く思います。
2800円のランチと5600円のディナーから
始めて、
現行の値段まで上がり、
地域の方々が気軽に来店頂ける価格では無くなりましたが、その中でも御来店頂いた皆様には
僕が作る事を与えて頂いた8皿の料理を介して、
お互いの気持ちに触れ合える、
そんな方々が増えていって、
料理の核も強くなりました。
月日を重ねていく度に
料理の成長も勿論ですが
何度も御来店下さる皆様は
人として成長していく過程を楽しみに
私たちに会いに、
御来店されているんじゃないか?と思うように
なってから、食材の見方や調理過程が変わりました。
本当に有難う御座います。
もっともっと、食材だけではない「見聞」を広げたい。
もっともっと、料理から「見聞」を伝えたい。
この料理の世界は
凄い方々がたくさん居ます。
今の僕では到達できない壁や山を何度も乗り越えて、
喩え用のない風味を見出されています。
1歩1歩、そんな風味を見つけられるように
頑張ります。
丈夫に産み育ててくれた両親。
支え続けてくれた真衣さんや子供たち。
携わって頂けた全ての皆様に
感謝申し上げます。
次の展開は未だ未定です。
それまでは、恩返しも含めて
ケータリングや刺激し合えた料理人の方々との
コラボ料理、バーベキューの仕出しなど
培えた経験や技術は惜しみ無く、お伝えしたいと
思いますので、お気軽にお声掛けください。
文章では伝えきれない
たくさんの感謝を込めて、
本当に皆さま、有難う御座いました。
今の物価高や経済状況は
個人経営の飲食店は資金捻出の厳しさや
運営の難しさが強くなっていますが
そんな壁や山を越えて、成長できたらと思います。
次展開も楽しみにしていてください。
アンファロ
前田賢介